五十嵐藍氏の名前をパッと見ただけだと分からない人でも、『鬼灯さん家のアネキ』の作者です、と言われると途端に分かる方もいるんじゃないでしょうか。
アネキの方は少しエッチな感じのコメディといった感じで、ドタバタしつつも最後はしんみり終わるあたり、なかなか好きな作品でした(途中で完全に痴女と化したキャラとかもいましたが)。
で、本作ですけれど、なかなか多彩な短編集になっていて、アネキも良かったけどこちらの方がかなり気に入りました。短編集は作者の個性が如実に出てきて、かなり好きな形式ではあるんですが、どの話も外れなしで雰囲気がよいです。
タイトルからして青春モノばかり集まったんだろうかと思いましたが、意外とバラエティ豊かになっています。シリアスな作風が多めな中で、『はるまげ。』がなんか突き抜けたモノがあって、作者の方は「なかなかテンションがあがらなくて苦労した」と書かれてますが、なかなかどうして、作中のキャラは生き生きしてるじゃないですが(特にラリ美)。
短編集は作品が集まるまでなかなか刊行されづらいものですが、この方の短編集は是非ともまた手にしてみたいなぁ、と思います。最後にこの短編集で一番気に入ったシーンをおいときますね。
いや、本当にシリアス成分多めなんですよ?(ちなみにこのゴスロリさんのおっぱいは、571円+消費税で見れるらしいという噂ですよ?)
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