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日記

ここ数年で一番緊張したプレイ

まみりんがDS片手に、てくてくやってきました。
「ダーリーンっ! たーすーけーてー!」
「どうしたの?」
「マリオで最後の一人になっちゃった!」
「あっそ」
「なによぅ! 今死んだらせっかく最終面まで来たのが台無しなんだから!」
「セーブは?」
「できないよ! スターコインも無いし、お店も全部あけてるの!」
「じゃあ俺がクリアすればいいの?」
「やだーっ! 自分でクリアするの!」
「じゃあ自分で頑張れば?」
「もう残機数気にしてドキドキしながらプレイするのはヤなの! ゆったりプレイしたいから、100UPやって!」
「自分で100UP頑張れば?」
「最後の一人なんだから、失敗しちゃダメなの! だからここだけダーリンがやって!」
「えー、めんどくさーい」
「やってくれなかったら……」
「くれなかったら?」
「ダーリンに口内炎が50個出来るように祈るから!」
「祈るというか、呪ってんじゃない?!」
「想像してみなよ、口内炎が50個あったらどうなるか……」
想像したくないので、イヤイヤながらも100UPにチャレンジ開始。よーし、頑張るぞー(無気力に)。とりあえずいつもより慎重に進んでたら、横で見てたまみりんがつぶやくのです。
「ダーリンってさぁ……」
「なに?」
「なんでいっつもこんな危なっかしいプレイなの?」
「え、これでもいつもより慎重だけど?」
「口内炎……いいの、できても?」
んなこと言うから落ち着けないっての。動画に撮ってなかったのが惜しまれるくらいの起承転結っぷりな危険プレイでした。もうすぐ35歳になろうとしていますが、公私共々落ち着きが全くありません。小学生の頃から通知表には「おっちょこちょいなのが玉にキズ」と書かれたものです。
そんなこんなで凄い有様でした。真横ではまみりんが凄い顔で睨んでくるし、でかいキノコ取ったと思ったら進めなくなるし、中途半端に壊した土管にひっかかってたらパックンフラワーにやられるし、チビマリオにされた反動でそのまま水に落ちちゃうし、上からさっき投げた亀のコウラが着水するし、それを小ジャンプで踏んで生き延びるし、ファイヤーマリオになって安心してたらハンマーブロスの死に際のハンマーにやられるし、そのあとの自分で蹴った赤甲羅が凄い角度で跳ね返ってきて頭上に落下してくるし、100UPの元の緑カメは寸前でUターンしようとするし、その時すでにチビマリオだし、あせって踏み越えて緑カメ奈落の底に落ちちゃうし!
「ダーリン、まさか失敗したんじゃないでしょうね……?」
口内炎50個だね、って顔してるまみりんの横で青ざめたけど、ちょっと戻ったら緑カメ復活してたので一安心。何度か失敗しつつもタイムアウトギリギリで100UP開始しました。たすかったー。それにしても普通のキノコ一個で一喜一憂したりする日が今更くるとはなぁ。かなり新鮮でした。もう二度とこんなんしたくないけど。
そして一時間後。
またまみりんがやってきました。
「残り50機きった……」
口内炎の恐怖はまだ過ぎ去っていないのかもしれない。

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