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Stable Diffusion

サルでも描けるAIイラスト教室(2:環境整備)

AIイラスト講座 Stable Diffusion

記事一覧

1:用語解説
2:環境整備
3:画像生成
4:拡張機能など
5:プロンプト
6:モザイク
7:LoRA作成
8:画像投稿サービス
9:Patreonで収益

はじめに

前回は概念的な話で終わりましたので、当記事では環境整備について記載します。

前回の記事では無料サイトを紹介しましたが、ある程度試してみて「もっと枚数を生成したい」とか「叡智な画像を生成したい」と感じてきたら、自分のPCに環境を用意するのがいいでしょう。

ゲーミングPCの導入

自分のローカル環境(ゲーミングPC)について書いておきます。

GALLERIAの下記構成で、2024年11月だと28万円くらいでした。PCでゲームはほとんど遊ばないんですが、AIイラストを生成するにはこれくらいのスペックが必要だと感じたので思い切って購入し、大変満足しています。

Windows11
Core i7-14700F
NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB
メモリ32GB
1TB SSD (NVMe Gen4)
4TB HDD

いちばん重要なのはグラフィックボードです。VRAMが12GB以上あるものが、AIイラストには望ましいです。

どうもGeforce系が無難で、RADEONは大変みたいです。ここを外すとかなりキツそうなので、事前情報をしっかり集めて実績のある無難なものを買いましょう。

メモリは32GBにしてますが、イラスト生成してる最中にDOAXVV起動してるとメモリ足りなくなりました。もっと増やしてたほうが安全かもしれません。

Stable Diffusion本体やモデル類はSSDに格納して、画像はHDDに出力するようにしてます。SSDは1TBでも足りると思いますが、PCでゲームをしたいとなると足りなくなると思うので、予算に余裕があれば多めにしててもいいかと思います。

SSDを酷使して寿命が減るのが怖いので、監視用に無料ソフトCrystalDiskInfoをいれてます。いまのところ1ヶ月ごとに1%ずつ寿命が減ってる感じなので、5年は持つかなぁと思ってます。

このスペックだと生成98%まで18秒、そこから完了(高解像度化)までで合計34秒、って感じです。1分に2枚くらい作れる感じですね。使ってるPC(というかグラボ)の性能が良いほど早く生成できるので、高いグラボを買って時間を短縮するといった考え方もできるでしょう。

余談ですが、この記事を書いてしばらくしたら1分近くかかってたのですが、ある日ふと電源プラン設定を高パフォーマンスにしたら30秒位で生成できるようになりました。そこから電源プランをバランスに戻したんですが、結局早いままです。謎。

いづれにせよけっこう高い買い物になると思うので、途中で飽きてスペックを持て余すとかだと勿体ないから、買う前に十分考えてみてください(無料サイトで試すってのは、初期に概念を学ぶというだけでなく、そのあたりのリスクも判断する意味があります)。

ソフトの導入

ゲーミングPCを買ったら、まずはソフト(Stable Diffusion)をインストールしましょう。

少し前まではPython、gitも事前に導入する必要があって敷居が高かったみたいですが、今ではほぼワンクリックでインストールできる「Stability Matrix」があります。少し古い記事ですが、こちらが参考になるでしょう。

ASCII.jp:これは便利!「Stable Diffusion」が超簡単に始められる「Stability Matrix」

一番悩んだのがダウンロードするファイルがどこなのか、ってくらいにインストール自体は簡単です。配布元のページが長くて英語なので気後れしそうですが「StabilityMatrix-win-x64.zip」でページ内検索すれば、目当てのものはすぐに見つかるかと思います。

Stability Matrixを導入すると、自動的にLoRAなどの管理画面もついてくきます。通常は配布サイト(CivitAIなど)にブラウザでアクセスしてダウンロードして手動で適用、とする手間があるんですが、この管理画面から直接検索してインストール出来るので便利です。

そういった事もあり、基本的にこれ一つあれば始めるのに支障はないです。

CheckPointManager

Stability MatrixでLoRA類の管理をするCheckPointManagerですけれど、フォルダを作って分類できます。

すぐにLoRAが多くなってどこに何があるか辛くなるので、分類分けできることは知ってたほうがいいですね。なおフォルダ配下に更にフォルダ作れます。

一度つけたフォルダ名はCheckPointManagerではリネームする方法が見当たらないので、変更したいフォルダ上で右クリックして「エクスプローラーで開く」を選び、エクスプローラーでフォルダ名の変更ができます。そのあとはCheckPointManagerで更新ボタンを押せば、表示が最新化されます。

CheckPointManager上だとLoRAは一つずつしか移動できないみたいなんですが、フォルダごと移動、複数LoRAを移動させたい、といった場合はエクスプローラー上から操作した方が楽ですね。

おわりに

今回は最低限のソフトをインストールするところまで解説しました。

次回は実際にAIイラストを生成する流れを解説します。

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