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Dead Space 2

前作がかなり面白く、安価で日本語化も簡単、ということで続編にも手を出してみました。Amazonだとダウンロードが遅いらしいので、コードだけ購入してOriginでダウンロードした方がいいかと思います。我が家の環境だと10分以内にダウンロードできるくらい速かったので。
結論から言うと、よくできた続編といった感触で、前作が好きな人なら満足できる仕上がりかと思います。本作からいきなり遊んでもいいですが、ストーリー的な面を楽しむのであれば、前作から遊んだほうが無難でしょう(いちおう前作のダイジェスト動画を見れますが、実際に遊んだほうが絶対臨場感が違うと思います)。
もともと前作から完成度が高く、操作感も問題無いと思ってたんですけれど、本作ではさらにブラッシュアップされてます。具体的に言えばステイシスという敵などを遅くするためのゲージが自動回復するようになったり、キネシスというモノを引き寄せる動作が素早くなったり、ダッシュしながらリロード可能になったり、といったところでしょうか。
あと変わったところといえば、チャプター移動の時がシームレスになって、読み込み時間がないので一息つかずにそのままやめどきが見つからずに遊んでしまいそうになる、という点も地味に大きいですね。最初は一日一時間ずつしか遊ばないつもりだったのに、気がついたら終盤は一気に遊んでしまいました。
難易度はそれなりに高めですが、イージーも選べますし、色々な武器を試したりステイシスで敵を遅くしたり試行錯誤すれば大丈夫なレベルかと思います(ハードコアは別ですが)。バイオシリーズをクリアできるくらいなら、問題なく遊べると思います。
前作では寡黙だった主人公が、今回はかなり喋るようになってます。前作では顔が全然分からず、ラストになってこういう顔だったのか、とわかる演出があったくらいにプレイヤーの没入感を重視してたので、だいぶ方向性が変わったように感じます。というのも、ストーリー的に主人公の内面に迫る内容になっているので、これで寡黙だったり恐怖を感じてないようだったら逆に違和感がありまくりだったでしょうから、これはこれで正解だったと思います。
ストーリーは今回も気に入りました。前作は初見ということもあって衝撃度が大きかったので本作はさすがにそこまではなかったですけれど、前作を知ってるとニヤリとするような場面があったり、先が見たくなるような演出が多いし、悪夢的な演出が秀逸だし、SFと宗教という組み合わせが大好物ですし、特にラスト真際の荘厳というか圧巻というか(マーカーに集結してるシーンや、ラストバトルなど)、この場面を見るために遊んでたといっても過言ではない印象的なシーンがあって、実に良かったです。
余談ですが、「死重」という言葉が出てきてかなり気になってたんですが、「死」という単語に過敏になりすぎて、ゲーム内独自の言葉かと勘違いしてましたが、Dead Weightという言葉そのままの意味(乗り物において、車内に搭載する重し)に受け取ればいいようですね。ゲーム中でこの単語が出てきた時のシチュエーションから判断すれば、おのずと意味はわかると思います。
といった感じでかなり面白かったのですが、少し残念な点もありました。敵が以前とあまり代わり映えしない点です。ボスもそんなに多くなかったし、ここだけは期待はずれでした。まぁ前作から多彩な敵が出てきてて、武器や打ち方を工夫する必要があって面白かったので、それが延長されてると思えばいいんでしょうけれど、新鮮味はさすがになかったですね。実際に遊んだらゲーム性が高くて面白いのは確かなんですが。
一番残念だったのは、デモがキャンセルできない点です。周回プレイをやろうとした時に、また同じデモを見せられるのはウンザリでした。これさえ無ければ、ゲーム的にかなり面白いのでまだまだ遊びたおしたかったのですが……メニューを出すときもゲーム内時間がいっさい止まらなかったり、といったこだわりからそうしてるんでしょうけど、どうにかならなかったかなぁ、と思います。
といった些細な点はあるものの、実際のところ、新年早々に死体を踏みつけまくる、という不謹慎極まりないことばかりしてしまった、という事実が大変面白かったという証明になってるかと思います。
残念ながらシリーズ次作の『Dead Space3』はあまり評判が良くないので、このままシリーズが凍結されてしまうかもしれません。できればきちんとした品質で、今後も進化していてもらいたいシリーズだと思います。このまま終わるには、勿体無いくらいの出来の良さでしたので(少なくとも1と2は)、シリーズ復活を祈るばかりです。

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