クールアンドドライ

「ダーリン、もうポケモン売ってきてもいいよ」
「え。もう遊ばないの？」
「もういい」
「え。あんだけピカチュウつついて撫でたりしてたのに」
「もういいの！　殆ど可愛くないポケモンばかりなのに、先に進むために好みじゃないポケモンばっかり育てるの飽きた！」
ポケモンせずに、何して暇潰すつもりなんだろうか、と思ったところで気づきました。牧場物語の新作が発売だと。用がなくなったら、あっさり掌返すなぁ。
そして、とある事を思い出しました。
その昔、iPodが壊れてしまったまみりんに、ゲームボーイアドバンスとプレイやんをまみりんに貸してたんですよ。まみりんが「お金もったないし、これで十分だよ」と殊勝なことを言ってたんで、誕生日前に新しいiPod買おうかと打診したら「もったいないからいい」と、倹約家の鏡みたいなことを言うから感心したものです。
そして誕生日前日、「もうプレイやん、いらないから」と突っ返してきました。なんでも、お義父さんに「iPod壊れたんだけどー、私の誕生日もうすぐなんだけどー」とこっちが恥ずかしくなるような遠回しな催促メールを何通も出して、お義父さんのお古のiPodを送ってもらったそうで、運送会社のご不在連絡票がはいってたらしい。
そしてプレイやんがいかに使いづらいか、演説のように語り始めるまみりん。なんということでしょう、まだ現物が届いてなくて、不在票しか来てないのに、もうこの時点での手のひら返し。クールアンドドライ。なにゆえ、ここまで自分に正直なんでしょうか。
この調子でいつか熟年離婚とかされるのかもなぁ、と思いつつも、こういう性格だったら俺も肩こりに悩まされないんだろうなぁ、と羨ましくも思う今日このごろでございます。