巷ではサウンドノベルと言えば『弟切草』や『かまいたちの夜』といったところが有名だとは思うのですが、個人的にサウンドノベルの真骨頂と言えばこの『街』だと思います。
その他の作品が基本的にコマンド総当りしていけば道が開けるのに対し、本作は8人の人物の相関関係を考えて、コマンドを組み合わせていかないとクリアが出来ません。点と点が結びついて線に次第になっていく。このあたりにゲーム性というものをひしひしと感じ取れる方にとっては、歯応えがあってボリュームもある名作となりえるのではないでしょうか。
ただ、画面が実写取り込みということだからなのか、あまり一般的な人気は得られなかったようです。サターン版の後に発売されたPS版では、実写人物がかまいたちチックにシルエットにできるオプションが付いたりしていたくらいです。個人的には実写好きなんですけどね、俳優さんらの個性があって。特に牛と馬とか。
早く続編が出てほしいです。
コメント