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PS2

Remember11

「恋愛ゲームセレクション」とパッケージには書いてありますが、そういう要素は全く無いのでご注意を。開発元の恋愛ゲーム系シリーズの一作品らしいのですが、この作品だけは恋愛要素が無いって事みたいです。これ、恋愛ゲームと勘違いして手にした人はどう思うんだろうか……
自分がこの作品を手にした理由は、「エンディングがとんでもなく説明不足な所で終わってしまうが、考察を行えば説明不足な理由が分かる。しかし難解すぎるから、考察サイトをクリア後に見た方がいい」という世評でした。どんな終わり方なのか、正直想像も出来ません。心と時間に余裕がある時じゃないと、とても手を出せないな……と思ってGW中に手を出してみました。
システム的にはかなり快適で、章ごとに戻れたり、クイックセーブができたり、高速読み飛ばしができたり、と読み直しするのに支障がない感じです。物語的にはサスペンス系アドベンチャーゲームといった感じで、冒頭から緊迫感溢れる展開で中だるみも特に無く面白かったです。たまにギャルゲーっぽいノリの会話があって顔をしかめましたが、そんなのは序盤だけで中盤以降からは全く無くなったので、そういうノリが苦手な人でも問題ないでしょう。
で、肝心のエンディングなんですが、途中まで見てる時は「あれ、意外とちゃんと説明されて終わるぞ? それなりに話が解決されてハッピーエンドっぽいけど?」と思ってたんですが、ですが。エンディングを見終えた時、GW中だから時間も十分あったにもかかわらず、我慢できずすぐに考察サイトを見に行ってしまい、隠された事実を知って更に驚愕してしまったのでした。
この感覚は何かに似てるなぁと思ってたんですが、ミステリー好きな方向けの説明を思いつきました。麻耶雄嵩氏の作品を読んだ後、驚愕してネットで検索しまくる、あの感覚です。物語の核心を語るわけにいかないから、未プレイの方はこの説明で方向性を何となく察していただければ幸いです。以下にプレイ済の方向けのネタばれ感想を書いておきます。

評価が真っ二つに分かれて当然な、前衛的で挑戦的な作品でしょう。我こそは、というやる気のある方は考察サイト無しで取り組んでみてはどうでしょうか。そこまで根気の無い方でも、クリア後に考察サイトを見る前提でプレイすれば、かなり楽しめる作品じゃないかと思います。

  • 注1 : プレイヤーを巻き込むと言えば『バテンカイトス』シリーズがありましたね。あれはトリックにプレイヤーが関わっているのではないですが、プレイヤーとゲーム世界の係わり合いを上手く構築していたと思います。あと『MOTHER3』も少しだけそういった演出がありましたね、名前をつける時に。

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