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日記

Amazonギフト券が来ました

Amazonアソシエイトからゲームソフトが一本くらい買えるくらいのギフト券がやってまいりました。ウチのサイト経由でAmazonで買い物していただいた方々、ありがとうございます。これに報いるべく、Amazonで買い物して感想を書かせていただくことにしました。さて、何を買うべきかなぁ。
きっかけは、そう、時計でした。居間ことまみりんの部屋に置いてある時計なんですが、3日で12時間くらい平気で遅れる有様でして、先日の休日は正午かと思ってたら午後一時だった、という絶妙な狂いっぷりを発揮しやがります。俺のぶつ森より時間が狂ってるのは流石にダメだろう、ということでヨドバシカメラに。
「ダーリン、これ買いたい」
まみりんが割と普通の時計を欲しがったので、すんなりと購入。ちゃんと自動的に電波を受信して時刻をあわせてくれるので、もう「本当は何時なんだろう……?」と怯えながら腕時計を見る生活とはオサラバなのです。
せっかくヨドバシまで来たんだから、と三階の書店に行って立ち読みを開始。これが今思えば失敗でした。30歳前後の夫婦が揃ってゲーム雑誌しか手にしてないってどうなんだろうか、とか自省してやめておけばよかった。そうすればまみりんがアレを見つけることもなかったのですから……
「ダーリン、これ買いたい」
まみりんはゲーム雑誌の広告を指差してました。発売日は数日前なんでに店舗に並んでるようです。
「まぁいいけどさ(やるの俺じゃないし)。あんまりヒドイ出来じゃなければいいんじゃない?」
まみりんは帰宅してネットで評判を調べる、なんてことをする前に思い立ったが吉日と言わんばかりにゲームコーナーへ直行するのでした。しかし無い。やはり売ってない。稀少ソフトっぽかったしなぁ。
「帰りにGEOに寄ってくよ!」
「売ってないんじゃない?」
「GEOならあるって!」
大きな時計を抱きかかえたままGEOへ行き、ソフトを探しますがやはりここにも売ってません。
「おとなしく家に帰って、ネットで評判とか調べてみたら?」
「分かった、そうする」
ちょっとスネぎみだったのですが、珍しく素直に言うことをきくまみりん、帰宅すると速攻でPCの電源をオン、さっそく検索を始めます。カタカタカタ……
「ダーリン、ここから15分くらい自転車で行ったところにゲーム屋あるよ!」
「ゲームの評判調べずに店を調べるな! それにもう夜中だって!」
「まだ11時まで30分もあるよ!」
「絶対売ってないって!」
「この店ならあるって!」
「店の名前もわかってないくせに!」
「あるって言ったらあるの!」
「じゃあ一人で行ってきなさい」
「女の子一人でこんな時間に危ないと思わないの?」
「じゃあ明日の昼にしなさい」
「やだー、絶対に今夜やりたいのー! このゲームで夜更かしするのー!」
ひょおおおと息を吸うあたりが特にまみりんに似てると思う。性格的に。
※画像はイメージです
こうなると大変なので、しぶしぶ外出することに。しかしその日の夜は福岡にしてはかなりの冷え込みで、手袋をしていても手が痛く思えるほどだったのです。どうせそんな遠くの店に行っても売ってないだろうと思えてきたので、自転車を止めて言いました。
「もう帰ろうよ。寒いし、今日はあきらめよう」
「……わかった……」
自転車をこいでるまみりんは、ムスッとした顔で無言でした。
「明日ゆっくり探しな」
「……忘れないから……」
小さいが、重々しい声で、つぶやくようにまみりんは言うのです。
「……絶対今日のことは覚えてるから……」
寒い中自転車をUターンさせざるを得ませんでした。後が怖すぎる。
「えー、ダーリン、こんなに寒いのに一緒に行ってくれるんだー! 愛してるー!」
途端に上機嫌になるまみりんとは対照的に、俺の表情は暗くなっていきました。ただでさえ夜中で眠くて寒いってのに、これでソフト売ってなかったらどうなるんだろうか、どれくらい機嫌が悪くなるんだろうか、と考えるとこの先のことは想像したくありません。
そしてようやくそのゲーム屋に到着しました。けっこう大き目のチェーン店なので、ひょっとすると?と思って閉店まぎわまで中を探しまくりましたが、見当たりません。意を決してまみりんが店員さんにソフトの名前を聞いてみたら「はぁ?」って顔されてました。写真に撮りたいレベルのはぁ?顔でした、アレは。
レジの記録で調べてもらったら、どうも一本入荷したけど、売り切れてしまってるみたいです。次回入荷は未定とのこと。やっぱレアソフトか、アレは。結局、無駄骨だったようです。
「なかったね」
「そうだね」
二人して言葉も少なく自転車をこぎ、寒い中帰りはじめました。ますますまみりんの機嫌が悪くなるかと思うと、気が気でありません。と思ってたんですが、まみりんはなんだかにこにこしてました。不気味な気さえしてきます。
「ねえ、ダーリン。あまってるんでしょ?」
「なにが?」
「Amazonのギフト券」
そうきたか。
「これでわたしも日記とかで、密林で予約したのに届きませぬ!とか書けるね!」
書かんでいい!
で、すったもんだの挙句、高度な政治的判断により*1、俺のAmazonギフト券はこのゲームを買うことで消費されることになりました。つまり俺も感想とか書いてみることになってしまいました。

  • 注1 : ここで恩を売っておけば、ニンテンドーDSライトを購入するのに一歩近づくかもしれませんし。


し、深夜の黒蝶物語、って……
マジで俺はこのゲームの感想を書かなきゃいけないの?
Amazonアソシエイトっていつから罰ゲームになったの?
ところで俺は誰に質問してるの?
「ダーリン、このゲームすごいんだって!」
「もう、凄そうなのは、色々と分かってるから……」
「(聞いてない)あのねー、ホストに貢いで売れっ子にするのが目的なの。そのためにバイトとかしてお金稼いで貢いだりするんだよー」
「へー(無表情に)」
無言で打ちひしがれてると、さらに追い討ちが。初回特典らしい同梱されてるカレンダーの絵柄を見てやってくださいよ、皆さん。

俺のAmazonギフト券が……ボクがこのサイト経由で買い物した結果が……わたしがアソシエイトに協力してしまったばかりに……という想いがネット上で交錯しまくってるんではなかろうか。こんなんだったらまだ再販した『ビキニカラテゴールド』とか買ってたほうが良かったかも、だって続編出るらしいし……(マジ)
俺は今までぶつ森でさえもときめいてしまう方とかヒワイな名前を男性キャラに呼ばせてる方とか見てしまってたせいで乙女ゲーマーってのは遠い存在だと思ってたのですが、それは大間違いだったのだと気付かされました。あなたの近くの女性も、何らかの危険を内在しているのかもしれません……
そしてまみりんですけれど、やる気まんまんみたいです。Amazonから荷物が届く前に予習しないと、と言ってよりによって『夜王』を見始めちゃいました。しかも漫画版を。最初は「思ったよりマトモだー」とか言ってたんですが、「四天王が、四天王が!」とかなんか横で言ってます。
我が妻よ、君はいったい何処へ行こうとしているのか?

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