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Stable Diffusion

サルでも描けるAIイラスト教室(5:プロンプト)

AIイラスト講座 Stable Diffusion

記事一覧

1:用語解説
2:環境整備
3:画像生成
4:拡張機能など
5:プロンプト
6:モザイク
7:LoRA作成
8:画像投稿サービス
9:Patreonで収益

はじめに

前回は拡張機能や設定、画像管理ソフトについて書きました。

これで環境的なものは整ったので、あとは実際にプロンプトを書いて、AIイラストを本格的に生成していきましょう。

基本的な文法を把握

描きたいシチュエーションはあるけれど、実際にどんな記述をすればいいんだろうってのが悩ましい部分になるかと思います。

まずはどういう文法なのかを知っておくべきです。特に知っておくべき構文としてはBREAKや強調でしょう。なお強調の度合いを変更したい場合は、範囲指定してCtrl+上(下)というショートカットを知ってると便利です。

なんか不便だなと感じることがあったら、大抵のことは有志の方々によって対策や楽な方法が用意されてることが多いです。不便と感じつつ続ける前に、検索したりして探してみるほうが時間効率がいいでしょう。

ググって見つける

プロンプトの書き方がわからない場合、まずは「プロンプト 淫紋」とググったりするのも手法の一つです。

自分が使ってるモデルだと対応してないものが紹介されてたりする事もあり、確実性があるとはいえないですが、手頃に探せる手段だとは思います。

でも実は英語で表現すればいいってものでもないんですよね。ノーマルな性癖を持ってる人であればこれで十分とも言えますが、あまりにもマイナーでニッチすぎる単語とかを探そうとする場合、この次に書いてる手法がいいと思います。

Danbooruからタグ探し

モデル学習の仕組みとして、Danbooruという画像投稿サイトが重要な位置づけにあります。モデルの学習にこのサイトが使われていて、タグと画像の結びつけを大量かつ自動的にやっているのです。

よって英語というよりは、ここに記載されているタグの名前が重要と考えてください(自然な英文で指示する方法もありますが、割愛します)。

danbooruで検索テキストボックスに敢えて日本語で入力すると、運が良ければタグがサジェストされます。

たとえば車を検索したいと思って「フェラーリ・テスサロッサ」と入力しようとして、最初の3文字を入れたあたりで候補に出てくるんですが、その時に関連しそうなものも一覧表示されるわけです。勉強になるなぁ!

Danbooru

タグを検索ボタンで表示すると、右側に「Wiki」ってリンクが出てきますが、これを押すと説明やサンプルが表示されたりします。

英文で表現しようと四苦八苦するよりは、こういう流れで有用なタグ知識を得るのが効率が良いと思います。

ChatGPTに質問してみる

ChatGPTは無料でも一日あたり何回か質問可能です。

背景情報なども含めてうまく質問をすれば、自分でググるよりも正確な情報を探せることが多いです。とはいえ分野によっては自信満々に間違ったことを言ってくるので、それが正しいか自分で判別できる分野で時短のために使うべきでしょう。

自作LORAを使う場合の注意点など、今まで知らなかった重要ポイントを教えてくれたりしたので、プロンプト分野ではかなり頼りになるかと思います。

ハート型のビキニ画像を作るの、ChatGPTの力がなければ無理だったかも知れません。大変感謝しております。

アイズオンミー(DOAXVV水着)|AIイラストモデル | PixAI
'アイズオンミー(DOAXVV水着)'のAI作品モデルを使い、PixAIで自分だけの作品を創ろう。'アイズオンミー(DOAXVV水着)'のAI作品モデルで生成した作品を見てみよう! doaxvv, doaxvv_swimsuit

他のAIサービスだとClaudeもオススメです。ChatGPTはプログラムソースの構成管理が苦手(ただし無料版がそうなだけで、有料版はもう少しマシらしいです)な傾向がありますが、Claudeはバージョン管理しながらプログラムソースの改修をしてくれます。

それぞれ向き不向きがあるので、自分の用途にあったAIサービスを探してみるのがいいでしょう。

画像からタグを抽出する

最初の頃は Interrogate DeepBooru という標準機能を使ってました。

Stable Diffusionで画像から呪文(プロンプト)を生成・抽出できる機能を紹介! | romptn Magazine

今はTaggerといった拡張機能を使ってます。こちらの方がタグの検出の精度が高いみたいですね。

taggerでプロンプトを自動で出そう。漫画作るなら必須ツール【stable diffusion】|もち

とはいえ、DOAXVV衣装のLoRAなどかなりデザインが細かいものなどは、Taggerを使ってもうまくタグを抽出できなかったりするので、そういう場合はAIサービスに相談しながらどんな表現だといけるのかを模索していくことになると思います。

ネガティブプロンプト

通常のプロンプトと違い、これは生成したくないといった要素を記載する欄です。これらを一個ずつ書くと大変なので、ネガティブエンベディングというひとまとまりになったものがあります。

注意点としては、エンペディングもLoRAみたいにSD1.5用とSDXL用があるという点です。今からAIイラストを始める場合、たぶんSDXLを使うと思うので、SDXL用のものを使うようにしてください。

SD1.5用
・easynegative
・EasyNegativeV2
・negative_hand-neg

SDXL用
・negativeXL_D
・ng_deepnegative_v1_75t
・bad-hands-5 (SDXLでも一定の効果あり)

プロンプトを紹介している方々

上述したように、有用なプロンプトを書くのが一苦労なんですが、ありがたいことのプロンプトを公開してくださる方々がおられます。あなたが神か?

KeiさんはTwitterだけでなく、こちらでもプロンプトを紹介されてます。

シトラスさんはNoteでもプロンプトを紹介されてます。

要チェックや!

おわりに

プロンプトまわりは奥が深いので、ここに関する知識量がAIイラストの質に直結してくるかと思います。自分も未だに勉強中なので、一緒に頑張っていきましょう。

次回はモザイク処理について書いていきます。

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