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ジャズ

俺と悪魔のブルーズ

俺と悪魔のブルーズ(1) (アフタヌーンKC)

俺と悪魔のブルーズ(1) (アフタヌーンKC)

平本 アキラ
講談社
2005-01-20

音楽にコンプレックスがある俺が音楽を扱ったコミックスを購入するという珍しい事態になりました。これは一大事なのですよ? とにかく渋くて暗くて乾いてて、値段が666円ってのも禍禍しくてすばらしい。
読み終えて嘆息するほどの画力がある人なんだから、過去に何らかの凄い作品を残しているだろう人なんだろうと思って「平本アキラ」で検索して驚愕。まさか、『アゴなしゲンとオレ物語』の作者の方だったとは……ギャグをきちんと描ける人はシリアスもうまい、という世評の証明がまた一つ。そういう意味ではうすた氏のシリアスものとか読んでみたい。でも榎本俊二氏はそういった次元を超えてるので読んでみたいという気持ちは逆に無いです。なんというか、存在そのものにおいて何かが、こう。
俺にしては珍しく音楽CDがほしくなったのでまずはレンタル屋で探してみたんですが、どこにも無い。というかジャズのレンタルってしてるとこ普通はないの? CDはレンタルすることが殆どなくて疎いので分からんです。音楽の素養ゼロな俺が聴いて大丈夫なのかは気になってたんですが、もう聴かずにはおれない。『俺と悪魔のブルーズ』を読んでしまったからには。
というわけでレンタルより高くつきますが素直にAmazonに頼って『ロバートジョンソン コンプリート・レコーディングス』を購入し、このCDをかけつつ再読。
正直言うと音楽の良し悪しは全然分からなかったのですが、より深く作品世界に入り込めたような気がします。曲そのものを集中して聴くのではなく、世界の一部として楽しむと言うか、そんな感じ。

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