キムチシェーキ

ロッテリアって韓国資本の企業だったんですね。キムチシェーキを本当に発売しやがりました。日本でも全１０軒のみの取り扱い、九州では福岡天神の新天町店のみ、という貴重と言うか希少というかレアというか、アレな存在でありますので、買わずに後悔するくらいなら買って後悔すべし！の信念で買ってまいりました。
買うときにレジのお姉さんから「あまり美味しいものではないですが、よろしいですか？」と聞かれたり、包んである間に5回も「ぜひ水などを準備されてから飲まれてください」と念を押されました。「ソードオブソダン」を買うときに店員さんに買うの止められようとした時以来の衝撃です。
自分でも飲んでみようかとも思ったのですが、あいにくと口内炎なのです。仕方が無いので本日待ち合わせをすることになってたハリーポッターさん（魔法使い専門学校通学中）にプレゼント。いわゆる人柱です。

なんとなく緊張気味な表情

「よく混ぜて飲んでください」と注意書きにあるので、真剣なまなざしでかき混ぜてます

さて、そのお味は……？

マズい飲料水を飲むと、人は必ず何かを再確認するように入れ物を凝視してしまうものですね

「まだ一口めじゃないですか、さあもっと」と言うと、崩れ落ちられました。飲みきれなかった分は兄弟三人で飲まれてください。
で、これだけで終わりではありません。ちゃんとまみりんのお土産用にもう一個買ってあるのです。 あらかじめまみりんに「冷蔵庫にロッテリアシェーキあるよ」とメールしておきました。そしてそのまま何食わぬ顔をして帰ってくるまみりんを出迎えようと思ったのですが、なんか疲れて眠くなってきました。おやすみなさーい……
ひやりとした感触で目を覚ますと、目の前に仁王立ちしたまみりんがロッテシェーキを俺のほっぺに押し付けてました。俺と目を覚ますとまみりんは言い放ちました。
「いいから飲みなさい」
「え、だって俺、口内炎だし……」
「私も飲んじゃったんだから、ダーリンもちゃんと飲みなさい」
「だって、痛そうだよ」
「舌先で飲めばいいでしょ。ほら、はやく！」
鼻をつままれ口先にストローを押し込まれました。ひぃぃぃ、犯されるぅッ！
……ゴクリ。
……何と言うか、想像してたほどはマズくなかったのですが、率先して飲みたくなることはありえない味でした。甘いシェーキの中のピーチの果肉みたいに見えるキムチ物質が辛味をプラスしており、この絶妙なハーモニーがたまりません。勘弁してください。
人が死ぬほどのマズさでもないし、酒みたいに飲みすぎて急性アルコール中毒になる危険もないから、罰ゲームにちょうどいいんじゃないかと思いました。
「キムチシェーキ買ってこい。ダッシュでな」
「お待たせしました！（汗だくになりながら）」
「お前が飲め」
まぁもうすぐ発売停止されるんだろうけど。