ニンテンドースイッチ本体に標準で無線LANが搭載されてますが、有線LANを使いたい場合、別途USBでのLANアダプタが必要になります。
ニンテンドースイッチは「11ac」という高速で遮蔽物に強い無線規格*1に対応しています。この無線規格に対応している他のゲーム機は、スイッチ以外だとPS4slim/PS4proくらいなので、割と最近の規格といっても良さげですね。
かなり優秀な規格なので、拘りがなければ無線のままでも良いかもしれません。無線規格についてはこの記事などを参考にして、ご自身の環境と照らし合わせて考慮してください。
とはいえ速度がそこそこ出てれば、どっちかというと速度よりも安定性が重要ですので、有線の方が安心感がありますね。あとWi-Fiだとフレーム減少するケースがあるみたいなので、ドックで有線LAN接続した方が現状のOSだと無難かもしれません。何はともあれ、ネット対戦するのであれば有線にしておきたいところです。無線でテザリングとかは絶対に避けるべきでしょう。
有線でつなぎたい場合、WiiやWiiUで使えてた公式の「Wii専用 LANアダプタ」もスイッチで使えるんですが、残念ながらUSB2.0までしか対応しておらず、速度も100BASE-TXとなってます。そのためか我が家の環境だと11acより遅い結果となりました。
100BASE-TXなんだから理論的には100Mbpsまで出るんじゃないの?と思われるかもしれませんが、現実的にはそうでもないみたいですから、素直に1000BASE対応してるHORI社の公式ライセンス品を購入するのが無難そうです。とはいえ現時点では売ってなかったり、法外な値段がついているのでオススメしづらいですね。
公式ライセンス品以外で買う場合、どうすべきか考えてみました。本体更新2.0.0の時点では、USB3.0端子(青い端子)が使えるようになったものの、内部的にはまだ2.0のままみたいという情報もあるようで、いろいろと悩ましいです。とはいえUSB2.0であっても我が家では100Mbps以上でることはないから、USB3.0に拘る必要もないかと思いました。
有志の方々が色々と試されてたので(参考1、参考2)、その中から吟味して、動作確認済のものを今回購入してみました。
設定>インターネット>接続テスト、と操作して速度測定をした結果、我が家の環境だと平均してこんな概算になりました。なおテザリング以外は、すべてルータ側で固定IPの設定を行なっています。ポート解放は情報がないので行なっていません。
・Wii専用 LANアダプタ:20Mbps
・iPhone6Sからのテザリング:25Mbps
・自宅のWiFi(11ac):45Mbps
・ロジテック社有線LANアダプタ:90Mbps
非公式のロジテック社有線LANアダプタを使った速度結果です。https://t.co/GlxWAGuFeH #NintendoSwitch pic.twitter.com/GeNhffyrUb
— 嶽花 征樹 (@takehana_masaki) 2017年3月12日
この速さなら十分問題ないかと思います。3月下旬のスプラトゥーン2試射会が楽しみで仕方がない!
なおスイッチは、簡単に無線LAN登録できるAOSSといった機能に現時点では対応していません。そのため自動表示されるSSID(アクセスポイント)の候補を選んで、暗号化キー(パスワード)を自分で入力することになります。ルータによっては複数の接続方式に対応してるので、SSIDが複数の機種もあるかと思います。
かなり古いルータを使ってる人は、この機会にこちらの記事などを見て、11ac規格に対応したルータに買い換えるのも手かと思います。
ルータに慣れてないのなら、管理画面が扱いやすくて、持ってる人が多くて、困った時用の情報が多そうな機種を狙ってみてはどうでしょう。なお3DSやWiiUを登録しなおす時にAOSSがあったほうが楽かもしれないので、結局はAOSS対応してる機種がいいかもしれないですね。
(次の記事)ニンテンドースイッチのスクリーンショット
- 注1 : その代わり距離が短くなるという特徴もあります。
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