当時はやるゲームが山積みだったので、発売日当初に買うつもりは全く無かったんですが、「がっぽり」で有名なカルドセプ子さんの冊子だけ持ち買ってきたところ、なんとまみりんが興味を持ち始めたのでした。
「おもしろそうだけど、主人公に女の子が選べないと遊びたくないなぁ」とまみりんが言うので、そういった旨をツイートしたら、すぐに見知らぬ方々から「女性キャラ選べますよ!」と教えていただきました。普段、見知らぬ人からツイートされることとか無いから驚きましたが、まみりんもやる気が出てきたので試しに買ってきてみました。
開封したら、説明書が紙一枚だけなのに驚きました。でも、ゲーム内でチュートリアル充実させてるという自信の表れかも、と今までの任天堂作品を遊んできた身としては逆に期待してしまう。つーても遊ぶのまみりんなんで、反応見て判断するしかないんだけど。
そしてしばらくたったある日、まみりんが「コンピュータのスゴロクプレイを自分の番まで待つのがストレス」って言いだしました。「これって設定で回避できるのか、ゲーム性的に無理なのか、気になるなぁ」とツイートしたところ、なんとまたすぐに見知らぬ人々からツイートされました。
「設定で早くなりますよ」とか「CPUの手札を見るのもゲームのうちです」といったツイートをまみりんに見せたら、案の定ムッとしました。なんというか、言葉遣いは丁寧なんだけど上から目線なんですよ、書き方が。
「このゲーム、面白いんだけどさぁ、面白いんだけどさぁ……」
と苦虫をかみつぶしたような表情で面白い面白いと連発されても、こちらとしては反応に困ってしまいます(怒ってる本人の目の前で笑ってしまわないかと)。
「なんかさー、このゲームやってる人って、なんかさー、他のゲームと違う感じがするよねー。なんというかさー、粘着質っていうかさー」
とりあえずまみりんを宥めてから、お礼ツイートと共に実はその設定はもう試してるんですよー、と伝えたところ「そんなに苦痛ならカルドセプトやめた方がいいかもしれませんね」と返事が来たので、まみりんにどう伝えればいいか悩みました(いかにニヤニヤしないでいられるかが)。
そのツイート見せたら、まみりんは無表情に言うのでした。
「一試合が長くてもさー、進行が早ければ別に文句はないし、相手の出した札を見ることはいいんだけど、無意味なCPU同士の掛け合いとかがキャンセルできなかったり遅かったりするのがイヤって言ってるんだけどねー」
表情に怒りが感じられないのが却って怖いです、まみりんさん。
「一対一の時はまだ良かったんだけど、一対三とかだと、無意味に待ってる時間が多すぎるからイヤって言ってるだけなんだけどねー」
そうですね、その気持ちよく分かります、まみりんさん(やった事ないけど)。
「ダーリンは桃鉄をCPU3人相手にずっと遊べる気力あるの?!」
冷たい目でそう言い放ったのが、まみりんがカルドセプトについて語った最後でした。
それからどうなったかと言うと、まみりんはPSPの乙女ゲーに走るようになり、事あるごとに「わたし、これから女子高生に戻ってモテモテになって忙しいから」と言って息子をあやすように遠まわしに命令するようになったのでした。
そして俺はと言えば「カルドセプトは怖いゲームだな……」とすっかり敬遠してしまうようになってしまい、大学時代の後輩の言葉をふと思い出したのでした。
「エヴァは好きなんだけど、エヴァファンが大嫌いなんですよ!」
もちろんカルドセプトやってるプレイヤーはいい人も多いんでしょうし、カルドセプト自体はいいゲームなんでしょうけど、今回みたいに出会い頭がうまくいかないとキッついなー、って痛感しました。これもまた縁の一つなんでしょうけれど。
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