母の想い

以前、まみりんは「こねこ産みたい」と言うくらいにねこが好きだったんですが、赤ちゃんが生まれてからはねこの話題がめっきり減りました。
「まみりん、赤ちゃんと一緒にこねこが居たらどうする？」
「別の部屋にこねこを連れてくよ」
「え、なんで？　可愛い赤ちゃんと可愛いこねこが一緒にいたら最強じゃない？」
「こねこがあーちゃんを引っ掻いたらどうするんよ！」
「えー、でもぽちなら引っ掻かないと思うけど」
「何言ってるの、私のほっぺに攻撃してきた時があったじゃんか！」
「あれって引っ掻いたんじゃなくて、ぽんぽんってほっぺに触ってただけじゃんか」
「とにかく、あーちゃんに少しでも傷をつけたら許さないよ！　こらー、ねこー！って叫ぶよ！」
「もはや名前じゃなくて、ねこ呼ばわりなんだ……」
「そして野良だね」
「かわいそうだよ。ひどいじゃんか」
「あーちゃんがかわいそうじゃないのっ？！」
「そういうわけじゃないけど……」
「そして、ダーリンがどこか別の場所で、ぽちとゆきにえさをあげるんだろうね」
「え、ぽちだけじゃなくてゆきまで野良猫になってるの？」
「ゆきは初日で野良だね」
そういうわけで、しばらく猫を飼うことは無さそうです。まみりんもすっかり母親らしくなってきたなぁ、と思うのでした。方向性にはいろいろ問題がありそうですが。