全ての漫画読みに手にとってもらいたい。
金魚屋という名の、あらゆる漫画が揃うという古書店でのお話の数々。ここで題材になっている実在する古漫画はまるで知りませんでしたが、実際に読んでみたくなることうけあいです。登場人物全員が本当に漫画が好きで好きで仕方がない、というのが伝わってくるのです。
どの話も完成度が高いですが、個人的にイチオシなのは下巻の書き下ろしである第11話ですね。鳥取の水木しげる記念館などに来訪するところもよかったのですが、ラストの絵本の内容が素晴らしすぎました。涙もろいわけではないのですが、少し涙が滲んでしまったのを未だに覚えています。
まみりんが学生時代、俺の誕生日にお手製の絵本をプレゼントしてくれてたことを思い出しました。今は共働きでそんな暇はないのですが、いつか子供が出来た時、俺が話を作って、まみりんが絵を描いて、二人でたった一人のための絵本を作ってみたいな、としみじみ思います。
金魚屋古書店出納帳
漫画
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