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アニメ

PSYCHO-PASS サイコパス

虚淵玄氏が関わっているというだけで期待度が高かったものの、仕事が忙しかったりしてテレビ放送中にはリアルタイムでは鑑賞できず、完結後にDVDで見始めたんですけれど、素晴らしい完成度でした。
何もかもがクオリティが高すぎて、これだけの代物は滅多にみれないだろうから少しずつ見ないと勿体無いぞ、と理性は告げていたんですが中盤以降からはもう我慢できずにラストまで一気に見てしまいました。勿体無いようでいて、これはこれで最高の贅沢だったのでは。
ディストピアといってしまえそうなくらい、ガチガチの管理社会を舞台にした警察モノで、近未来SFと言ってしまっていいとは思うんですが、超能力とかいったもので安易に事件を解決するような事は一切なく、テクノロジーが発達しても理詰めでプロファイルして泥臭く捜査するあたりが、時代は未来でもリアリティがあってよかったですね。

見終わった後でいろいろな方の感想を見ていたら、放送当時にリアルタイムで感想とか予想を熱く語られてるサイトを幾つか発見して、こういうものはやはりリアルタイムに毎週見て、次回がどうなるのか楽しみにするのが一番面白いのだろうな、と思いました。
劇場版と第二期が決まったようなので、次の機会はぜひともリアルタイムに祭りに参加させていただく所存です。とはいえ、最初に第二期の予定を知った時は、「え、あれから後に続けられるの?」とか「ディストピアものとしてはここで幕切れの方が味わい深いのでは?」と思わなくもなかったのですが、鑑賞しなおすときちんと細かく次回への布石のようなものが描写されてるようなので、好評につき無理やり続けるというのではなく、最初から予定通りだったのかもしれませんね。
でも正直、槙島以上のカリスマ性がある敵役を用意できるのかは不安ですね。それはあたかもバットマンシリーズはジョーカーを超えるインパクトの敵が居なかったように。しかしながら、まどマギの劇場版という難題であれだけのものを見せてくれた虚淵氏ですから、ワクワクしながら次回作を待とうかと思います。

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