個人戦の自分の出番も終わって余裕が出たので、いろいろな台を見回ってたら、広島から来られたおのださん・おろさん夫妻に遭遇しました。
おろさんと言えば女子力高い服装が印象的ですが(え、サードは?)、彼女のミニスカ姿がまぶし過ぎて試合に負けました、とある方が言われていたのが印象的でした(個人情報保護の観点に基づき、名前は伏せさせていただきます)。
そんなご夫婦に、以前から気になってた噂の真偽をはっきりさせるべく、質問してみました。
「本当に披露宴でサードの対戦したんですか?」
「違いますよ」
と言われて安心しかけたら
「対戦というか、大会開きました。あと、最後に夫婦でエキシビジョンマッチを行い、勝ったのは妻でした」
とか素で普通に言われて驚愕。あの噂はマジだったのか……
先日わたくしめは「サードプレイヤー諸君に告ぐ! 結婚は格ゲー人生の墓場だ!」と熱弁を奮いましたが、こういう夫婦もおられるという事実もかみしめておくべきではないかと思った次第です。このお二人のご子息であれば、さぞサラブレッドになるのではないかと期待いたします。環境は人を育てる!
そのあと個人戦の大会も無事終了し、盛り上がった空気の中、食事をしに行く人もいれば、対戦台に興じる人もいれば、自分みたいにそれを遠めに見てるだけの人間もいました。わざわざ遠方から来られた人が多いんだし、自分みたいなロートルが対戦するくらいなら他の人に機会を譲るべきではないかな、と思っていたのです。
するとくどうさんがやってこられて、なぜかスペランカーの攻略を熱く語り始めた後、ふと「どうせならこの機会に、少しくらい対戦してみては?」と誘いをかけられました。見回すと、ちょうど食事の時間帯で、一時的に適度に人も減ってます。この状態なら自分も少しくらい対戦してもいいかな?って気分になったので乱入してみました。
九州大会恒例の「よーしパパ、今日ははりきって各地域のプレイヤーに一度ずつ殺されておくぞー」の始まりです。空いてる台で対戦した事がない人が居たら、手当たり次第に乱入しては去っていく、という記念行事みたいなものです。
そうこうしてたらぷに助さんが三連勝してて「OE勢なめんな!」と血気盛んになってたので、とりあえず乱入して「ぶっぱギガスでも投げれたらいいんだよ!」の精神で頑張ったら自分が勝っちゃいました。
「いや〜、三連勝して気分が良くなってたのを止めてしまって、すみませんね〜(ニヤニヤ)」とぷに助さんを煽ってたら、次に乱入してきたのはピンク胴着のまことでした。あれ、確かこの人って……と思う間もなく、笑ってしまうくらいの勢いで瞬殺されてしまいました。
すると後ろで見てたくどうさんが「俺もトミナガさんにもみくちゃにされてるのを配信されたーいー!」と言いながら乱入されたので、ヒューゴー使いだけあってなんたるドM魂と思って感心しかけてたんですが、え、配信……って、この対戦台って配信台だったの?
配信されてる動画で、黄色いヒューゴーが何回か出てきてると思いますが、その人はですね、えーと、名古屋のY田さんなんじゃ、ないかな、とか思っていただけると、自分としては助かると言うか、無かったことにしてもらいたい所存であります。
そんな風に対戦を楽しんでたら、いつしか鬼がいました。鬼と思ったら見間違えてました、弟子犬君でした。
彼は団体戦のとき、TTMさんに「俺がTTMだー!」と雄叫びあげて声枯れてしまってたり、「男にしてください!」と発言して場内を騒然とさせてたり、一方TTMさんははいはいといった感じで冷静に受け流しつつ相手を倒していて、その様子を見てると今は亡き平尾センチュリー時代の光景を思い出します。まるであの頃のようだと。
そんな弟子犬君ですが、今回の九州大会ではプレイヤーとして不参加でした。団体戦のときはマスクをつけながら大会運営サポートとして尽力していて、個人戦のときは大会時間帯にいなかったので、体調でも悪いんだろうか……と心配してました。くにさんは「弟子犬さんが運営サポートとか、あんな贅沢な弟子犬さんの使い道ないですよ!」とビックリされてましたね。
人づてに聞いた話によると、どうも自分で納得したレベルまで調整できてないので、悩んだ結果大会には参加しなかった、とのことらしいです。その話をくにさんにすると「あれで万全じゃないなんて、万全になったらどうなってしまうんですかっ?!」と爽やかに驚愕されてたので、「たぶん地球が滅びるんじゃないでしょうか」と適当な事を言ったら、真顔で「ありえるかもしれないですね……」と言われてました。
そんな彼が、個人戦が終わった後の野試合にて参加し始めたのです。見てるうちに我慢できなくなったのかな、と思うと一ファンとしては嬉しい限りです。あの弟子犬ワールドがまた見れるのか、と。自然と弟子犬君の反対側に列ができていき、弟子犬組み手状態となってました。うん、やっぱりわけがわからんくらい、強い!
その対戦模様を見てると、ふと昔のことを思い出しました。今は亡き平尾センチュリーで、サード稼動当初の頃に彼と対戦してた時期のことを。当時はまだヒット確認が流行っておらず、下段があまりダメージソースになってない時期でした。その頃は弟子犬君の使用キャラはなんとアレックスだったのです。
アレックスの飛込みをガードしたあと、毎回前ブロからギガスばっかりいれてたら「なんですか、それー!」と言われてたんですが、ある日突然弟子犬君は緑のケンを使うようになり、俺は下段に対する恐怖心を植えつけられることになったのでした。つまり、今の弟子犬君はワシが育てたと言っても過言ではありませんネ! まぁマジメに言えば、今の弟子犬君を育てたのはTTMさんで間違いないと思います。
そんな思い出を反芻してると、いつの間にか強豪ふろさんヤンとのガチ台までできあがってて、二人とも50円玉をざらりと並べたまま対戦に集中してたのが印象的でした。対戦動画を撮影してから、どさくさに紛れてふろさんに「ひとりウェーブ見てます!」とご挨拶して「え、他人のホームページなのに?」と驚かれたり、といろいろと満喫いたしました。
野試合では達人同士の対戦鑑賞を満喫させていただきましたが、個人的なベストバウトをあげるとすると、弟子犬君とトミナガさんの対決でしょう。普通に対戦してても見ものだとは思うんですが、あの試合の衝撃度はずば抜けてました。
試合の終盤になって、弟子犬君が攻めずに中P連打し始めたのをみて、トミナガさんも大K連打してゲージためはじめ……た振りして土佐波ぶっぱしたら、そのときだけ弟子犬君が中Pふってなくて、しっかりガードしてから「バレバレなんだよー!」と煽ってたのが衝撃的でした。
台本でも用意されてたのかと思いたくなるような起承転結のある試合だけでも驚いたのに、くにさんが「弟子犬さんが九州勢以外を煽ってる……!」と言われたので、衝撃度がさらに倍! 動画に残ってなかったのが惜しまれる試合でした。
なにはともあれ、なんだかんだで弟子犬君が元気そうで安心しました。また九州大会あったら、今度は選手として出場してくれたら嬉しいな、と思う次第です。
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