はじめに
Xbox版は通信対戦が出来る、ということもあって気になっている方も多いと思います。以前書いていたXbox版 初見感想から更に詳しく、導入や初期に気をつけたほうがいい注意点などをまとめてみました。参考になれば幸いです。分かりにくい部分があったらコメントやフォームなどで質問していただければ、記事修正などを適宜していきたいと思っています。
導入について
必要なものはXbox本体(公式サイト)、ソフト、コントローラー類、そしてクレジットカードです。支払いするような事が無くても、XboxLiveの登録申込時にクレジットカードが絶対に必要になりますので注意してください。なお最初の登録画面でゲーマータグ(XboxLiveでの自分の名前)を決めますが、あとから変更はできませんので悔いの残らないような名前にした方がいいでしょう。
通信代ですが、XboxLiveは従量制ではなく固定性なので、料金さえ払えば何度プレイしても同じ料金です(ちなみに昔ドリームキャストにあった通信対戦は一プレイ100円くらいでした)。また、ソフト自体に二ヶ月の無料利用権がついてますので、それで試してからクレジットカードやスターターキット(後述)などでまとめて支払いしてもいいかもしれません。
コントローラー類ですが、ボイスチャットを楽しまれるのならホリ社のファイティングスティックEXだとマイク接続端子付きなのでいいでしょう。もしくはPSジョイスティック変換機を使って、PSのジョイスティックをつなげてもいいかもしれません。
個人的にはツナイデントXがいいと思います。構造上、マイクユニットとメモリユニットを同時に挿すことが出来ませんが、Xboxでメモリユニットを使うことは殆ど無いと思いますし。ただ、現時点では入手困難らしいです。※2005/04/03追記 今年の4月くらいに再販があるとのことです。
俺はツナイデントXにホリ社のリアルアーケードPRO(通称RAP。3種類あります)を繋いで使っています。
ただしマイクユニットを常に繋いでおかないと「コントローラーが接続されていません」という表示が頻出するので、常に挿して使う形になると思います。
あとUGAME XB用コンバーターなるものもありますが、こちらはマイクが使えません。これを2Pに挿して1Pでジョイスティックとかやってもダメでした。
参考までにおのおのでのRAPでのボタン配置を図示しておきます。コンバーターによってボタン配置が変わってくるのが分かっていただけるかと。
※2005/03/16追記
久蔵さんからの情報ですが、実はXBコンバーターは現在は二種類存在しているそうです。
XBコンバーターについて補足させて頂くと、どうもいつの間にか改良されてて、ボイチャが可能になってるみたいです。現に自分はXBコンバーターでボイチャをしているので間違いない事なんですが、型番での違いというのは無いらしく、違いと言えば「差込口が2つあるのが改良版」なんだそうです。PSコントローラーの差込口が正面だとすると、両サイドにメモリーカード(マイク)の差込口が1つずつあります。ちなみにボイチャができるのは、その2つの差込口のうち、「PS-XB」という文字が無い側だけです。改良前のを見たら明らかに差込口が無いんで、これなら買う時にすぐに見分けがつきますね。
とのことですので、これから購入されるときは気をつけて探してみてはいかがでしょうか。
ネットあれこれ
XboxLiveを利用するなら常時接続のネット回線が必要になります。ADSLやCATVでもいいですが、できればFTTH(光ケーブル)がいいでしょう。ネット対戦の場合、おそらくPtoP(ピアツーピア、P2Pとも略します)で二台のXboxを繋いでいると思われますので、ダウン速度とアップ速度の両方の安定さが必要になってくると思います。ですからADSLやCATVはラグがかなり気になってくる傾向にあるかもしれません。公式にはアップ速度が1Mbps以上あるのが望ましいとの事です。詳しくは公式サイトの接続診断ページなどを熟読されてみてはどうでしょうか。
いちばん快適なのはやはりFTTH同士での対戦です。たとえば俺(福岡市在住)とBHCさん(大阪府在住)は二人ともNTTの光ケーブル回線使っているんですが、赤ブロ狙いたくなるくらいに快適です。しかしそれだけの環境であっても、やはりアーケードに比べると1フレ単位の誤差を感じることがあるそうです。
俺は闘劇出ようと真剣に頑張るようなレベルの人間じゃないからあんまり分からないのですが、ダッシュの後とか1フレ単位のつなぎが必要なコンボ(ダッドリーのダートSAなど)は気になるそうです。それでもBHCさんは普通にタメ分割を駆使して戦ってきますので、通信対戦と割り切ってプレイするには十分楽しめると思います。BHCさんとの対戦ではないですが、以前記事を書いたときに掲載していた通信対戦動画を再掲します。環境が良ければけっこうブロッキングなども狙える様子が分かっていただけるのではないでしょうか。たまに動きが止まってたりしますが、相手との回線次第ではこういうことは全く起こらずにスムーズに対戦できます。
導入前に気になるのが、自分の通信環境で対戦が本当に可能なのかどうか、といったところだと思いますが、これについてはXbox公式サイトに詳細リストがありますので参考にされてください。複数のPCと同時にXboxもネットに繋ぎたい場合はルーターという機器を購入する必要がありますが、どの機種を選ぶかについても公式サイトにルーターのリストがありますので、かなり参考になると思います。
すでに接続されていて、妙にラグがあるような気がする、といった時には接続診断画面を試してみたり、マイクロソフトのサポート電話に連絡してみてはどうでしょうか。かなりサポートは親切ということらしいですので、相談してみるのが意外に早い解決に繋がるかもしれません。
あと、参考になるかどうかは分かりませんが、我が家のXboxでの接続診断画面はこんな感じでした。
1.00.5971.01
MT:1(0015-00F0)
IC:1(0015-00f0)
NT:1
W:0000-000B
X:0000-F001
Y:00A8-4860
Z:0000-0000
L:140ms(140ms)P:20/21
福岡市でNTTのBフレッツ、プロバイダはぷらら、ブロードバンドスピードテストで計測すると25Mbps前後、ルータ(BLR3-TX4)を使用していての状態です。
※2005/05/05追記:ルーターのLAN差込が4個じゃ足りなくなってきたので、スイッチングハブ(BUFFALO社のLSW-TX-5EPB)を繋いで、そこにXboxとGameCubeを並列して接続する状態にして計測しなおしてみました。変化があったのは
L:129ms(129ms)P:20/22
という部分だけですね。前回よりレスポンスが良いという結果になりましたが、まぁ今回の計測が平日の午前中だからだと思います。なにはともあれ、ルータとスイッチングハブを経由させてもネット対戦での影響は変わらないと言っていいでしょう。実際やってみても以前と変わらない感覚でプレイできましたし。
特定の相手と対戦したい
特定の相手と対戦したい場合、フレンドリストという機能を使います。相手のゲーマータグ(名前)が分かっているのなら、Xbox起動時にゲームCDをいれずにいるとダッシュボード(後述)でゲーマータグ入力画面が使えますので、それで登録して相手の承認を待つことになります。
もしくは対戦してて出会った相手に対し、Live接続中にスタートボタンでメニューを出して相手の名前を選択してから「フレンド登録希望」という項目を選べば、相手の承認を待つことになります。なお、スタートボタンを押したら出てくるプレイヤーリストにはXboxLiveからログアウトするまでは相手の名前が記憶されていますので、対戦中でなくても対戦が終わって別の人と対戦した後であっても、登録希望を出すことが出来ます。
以上のことにより、フレンドリストに対戦したい相手が出ていると仮定して話を進めます。サードを起動してXboxLiveを選択して接続すると、下の写真のようなメニューが出ると思います。フレンドリストの相手を名指しで招待したい場合、まずは「クリエイトマッチ」を選んでください。
すると下のような画面になって対戦相手受付状態になります。ここでは「対戦相手:だれでも」になっていますが、「対戦相手:フレンドのみ」でも構いません(単に、知らない人から突然乱入されるかどうか、だけの違いです)。
この状態でスタートボタンを押して、「フレンドリスト」を選択し、招待したい人をリストから選んでください。こうすればメニューの一番上に、下の写真のように「ゲーム招待」という文字が出てきます。
要注意なのは、必ずクリエイトマッチで対戦相手受付状態にてスタートボタンを押す、という点です。この時にやらないと「ゲーム招待」という選択が出現しません。ここさえ気をつければ特に問題ないと思います。なお、相手がオフラインであっても送信は出来ます。
今までは自分で招待した例を挙げましたが、今度は逆に自分が招待されたらどうなるか、を説明してみます。招待を受ける場合は特に制限はなく、ゲームをXboxLiveに繋いでおけば招待の通知を受け取ることができます。下の写真ではクリエイトマッチをしようとしている画面ですが、対戦中であっても問題ありません。右上に手紙の形をしたアイコンが出てきます。
この状態でスタートボタンを押すと、メニューの「フレンドリスト」の左に手紙アイコンが出ていますので、そこを選択すると下記のような画面になります。
リストから手紙アイコンのついている人を選択すると、「ゲーム招待を受ける」という項目が出てきますので、それを選べばフレンドの方と対戦が出来るわけです。
余談ですが、マイクなどを使ってなくて相手と意思の疎通が難しい場合の話ですが、再戦をやめたくなってきたときには「再戦」「対戦終了」を交互に数回選んで、次で終わり、って暗黙の了解にしている人が多いようです。
マイク
本作でチャットを行うには、ボイスチャットのみとなります(キーボードなどでの文字チャットは不可能です)。そのためボイスユニットを購入する必要がありますが、お得なのはスターターキットでしょう。ボイスユニットと一年分のLive接続料等がセットで6800円なので、長く続けるのなら別々に買うよりもいいでしょう。ボイスユニットが不要なら、実は一年分の利用権だけでも4000円くらいで購入できるのでそちらでもいいかもしれませんね。なお、同梱版のPSOはオンラインを始めると解除は電話受付のみになるので気をつけてください。
ボイスユニットを挿して気をつけるのは、ユニット本体にボリュームつまみがある点です。下の写真の左のオレンジ色の部分が上下に回るつまみになっていて、一番上に回すと自分側の再生音量が最大、下に回すと最小状態になります。マイクで相手の声が聞こえない時はまずココをチェックしてみましょう。
なお右上の緑色のランプは、一度押すと赤色になり相手に自分の声が聞こえなくなります(相手の声は自分に聞こえます)。
音声は基本的にはマイクユニットからしか聞こえませんが、ゲーム中に設定を変更することができます。ゲーム中にスタートボタンを押してメニューを出し、下から二番目に「ボイスオプション」という項目を選ぶと、次に「ボイスアウト」という項目が出るので選んでください。次にTVかXboxかを選べますので、TVを選ぶとTVスピーカーから相手の声が聞こえますので、複数人が居る場合はこちらを選ぶのもいいかもしれません。ただしマイクからの音量が小さめで、ゲームの音量が大きく、ゲーム内で音量調節を選べないようなので今いち使い勝手が宜しくないかもしれません。
あと、変換機類を使うとマイクとジョイスティックの距離が離れてしまうのが気にかかると思いますので、Xboxマイクコードの延長の記事を参考にされてみてください。
対戦相手との交流のために
Xbox単体でもボイスチャットが使えますが、やはりPCとXboxをルーターなどで同時接続して、PC上で連絡を取り合ってからLiveに接続して遊んだ方が、連絡がかなり取りやすいと思います。いろいろ方法が考えられると思いますので、ひとつずつ上げていきます。
ダッシュボード
Xbox本体に内蔵されているボイスチャットです。ソフトCDを入れないか、CDトレイを開けたまま本体電源を入れると、下のような画面が出てきます。
ここで「XBOX LIVE」を選び、次の画面で自分のゲーマータグを選ぶと、次の画面で「音声チャット」という項目が出るので選択します。あとはフレンドリストからチャットに呼べばいいです。ただし一度に6人(?)くらいまでしかできませんし、あくまで音声チャットなのでキーボードでのチャットも出来ません。
MSNメッセンジャー
PC用のフリーソフトで、文字によるチャットが出来るソフトです。公式サイトで入手できます。操作方法なども書かれていますので、そちらを熟読されてみてください。いわゆるホットメールというタダのメールアドレスを取得して、ホットメールアドレスを知っている人同士で話をする形になります。
このソフトにはXboxLiveに特化した機能、XboxLive アラートというものがあります。MSNメッセンジャーを繋いでいるだけで(Xbox本体を起動していなくても)フレンドリストの接続状況が分かるのでなかなか便利です。
IRC
PC用のフリーソフトで、MSNメッセンジャーがホットメールアドレスが分かっているもの同士でないといけないのに対し、部屋の名前さえ分かっていれば入室して複数の相手といきなり会話できる、といった違いがあります。これも文字によるチャットが出来ます。
IRC用のソフトは幾つか種類がありますので、IRC解説サイトなどを見られて、好みに合うものを探してみてください。ちなみに俺はGoogleで検索して最初に出てきたから、という理由でLimeChatというソフトを使っています。
勝負師岡田さんが現在 IRC メンバーを募集中です。すでにMixiのストアニコミュメンバーも数名、参加されています。
サーバ: irc.tokyo.wide.ad.jp
チャンネル: #sf3xboxlive
にてお待ちしています。IRCについては分からない方はこちらなどでご説明があります。
サイトのチャットルーム
ソフトを導入しなくてもいいし、アドレス取得なども無いので楽と言えば楽ですね。例えば当サイトのチャットを使うとか。※現在は使えない状態です。
おまけ:通信対戦大会
通信対戦で大会を行おうと思ったら、以上の中からどういう手段が有効か、といったことも考えが必要でしょう。こちらのサイトでは色々と通信大会に関して模索中ですので、チェックしておいてみてはどうでしょうか。
通信対戦の状況
色々な人がいます。強い人も居れば、始めたばかりの人も居ます。勝率にこだわっている人もいれば、勝率無視で色々なキャラで戦ったりしている人も居ます。ランキングやグレードは高いのにそんなに強くない人も居れば、Bランクだけどなんで勝率が低いのか分からないほどのツワモノも居たりします。やたらラグがある人もいれば、全くラグの感じさせない人も居ます。20戦くらい連続で再戦する人もいれば、2戦くらいで辞めちゃう人もいます。ボイスチャットを使っている人も居れば、使ってない人も居るし、マイクユニット付けてても普段は喋らない人も居ます。
だから、あまり気にせずに通信対戦を始められても問題ないと思います。フレーム単位の攻防が必要、というのであれば別ですが、これからサード自体を本格的に始めてみたいけれど、いきなりゲーセンで戦うのはお金もかかるし怖いし、でもCPU戦は飽きてきたしなぁ……という人にはいい環境ではないかと思います。
発売直後は回収騒ぎがあったり、BO(ブラックアウト=再戦しようとしたら、画面が暗転したまま処理が止まってしまう状態)といった問題もありましたが、修正パッチがネット上で自動配布されている今はプレイ人口もそこそこのものだと思います。関係ないですが、俺は初回のバグありバージョンを交換なしにそのまま使っていますが、特に問題は起こっていません。
プレイ人数は通信ランキングでは2000人以上が参加しているようですが、さすがに同時にそんなに大量に接続することもないですね。時間帯や曜日にもよりますが、繋げたまま待ってたらそのうち誰か入ってくる、といったイメージですね。待機が4人前後いるような感じでしょうか。今後どうなるかは分かりませんが、一度始めた人はずっとプレイしている、といった印象があります。やはり通信対戦費が固定ってのが大きいと思います。
2ちゃんねるには専用スレもあるようですし、Mixiを閲覧できる方なら、そちらにSFアニバーサリーコレクションコミュニティがありますので、一度のぞかれてみてはどうでしょうか。
また、最近はWiki ストアニも設置されたので、皆さんで書き込みして充実していってみてはどうでしょうか。現時点でも既にこのページにない細かい情報も書かれていますので、かなり参考になると思います。
余談ですが、↓の名前で通信対戦をボチボチやってますので、見かけたらお相手してください。
おまけ:今後サードを始める人向け
3rdちゃんねる
street fighter III リンク
家庭用3rdスレ用参考動画
ストリートファイターIII 3rdSTRIKE テンプレ
3rdスレTips
ストアニスレテンプレサイトと自己満足動画置き場
Wiki ストアニ
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