歓声のあがる試合とは

懲りずにサブカルランバトに行ってまいりました。チーム戦なのにチーム決めずに行ったせいで、始まる前からドキドキです。そしたらあと一人足りないチームがあるというので、キングさんの計らいでそちらに入れていただきました。
チームメイトの方々とは一切面識が無かったので軽く話をしてみたのですが、「下ソニックってどういうコマンドだったっけ」「下ため上+キックだろ」という会話をされてたりしたので、よくよく聞いてみたらKOFのプレイヤーさんらだそうで(KOFで全国大会とか出られてるそうです)。
そんな我々ですが、大会へ取り組む姿勢はなみなみならぬものがありました。俺はそうそうにスパIIXばっかりしてて、彼らはKOFばっかりプレイしてて、もう少しでチーム申し込みし忘れるくらいでした。
前回はすごいまぐれで入賞したりしたんで、自分なりに勝利の要因を考えてみたんですが、前回はかなりぐっすり寝てきた(朝から女神転生IIIの二週目をするため)のでちゃんとガードしてたんじゃないか、と。そして今回ですけど、色々あって二時間くらいしか寝てません。
ガードする要因が見つからなくなりつつ参戦です。どんなザマになるかと思っていちおう野試合やって調子を確かめてたんですが、途中で牛!?君がサングラスかけてる姿に爆笑して、全然試合にならずに負けたりして精神面の弱さを再確認するだけに終わりました。いや、あのサングラスは反則すぎた。ジャニーズ!
そんなこんなで試合開始。一回目は準優勝したチームに惨敗して、敗者復活で一回勝って、次勝てれば敗者トーナメントに残れる、という試合になりました。相手はユリアン。司会のDISKさんが「因縁の対決です!」と言われてたので向こう側を見たら、前回のランバト決勝トーナメントで闘った相手でした。がんばるぞー。
エイジス中に中段大Pをワンブロッキングだけしてガード後にギガス、とか無理矢理な感じで一本目は先取。
二本めも相手の体力がニドットくらいで、自分は4割弱体力が残っているので何とか勝てそうかと思ってたんですが……後ろから突然キングさんが「嶽花さん、どすこいで頑張ってください!」という応援(?)が。
それがえらくツボにはまって、試合中なのにニヤけながら「どすこい? なにそれ? スーパー頭突き?」とか一秒くらい思考停止してたら、EXタックルが直撃、大逆転。精神面の弱さを再認識しつつ、湧き上がる場内の歓声を聞きつつ、三本目へ。
最終ラウンド。思えば空中でスフィアのブロッキングに失敗してる割には、タックルは全てブロッキング成功という不思議な試合でした。タックルをブロッキングするたびに、ギガスが出るか?と静かになる場内。DISKさんも「すみません、司会までしばらく黙りこくってしまいました」というくらいの極限状態のまま、お互いの体力も少なくなってまいりました。
もうお互い、焦りまくっていたのでしょう。色々コマンドミスが相次ぎました。ゲージが溜まってないのでSAキャンセルできないのにタックルとか、タックルガード後なのでギガス確定の場面でバックジャンプ中Pとか、そのたびに場内が異様に盛り上がります。そしてお互い数ドットの状態で、遠距離間合いでユリアンが一瞬しゃがんだのを見て、瞬時に駆け巡る思考。
横スフィアは今まで撃ってない、中スフィアならそのままKO、それにガードさせるだけで削り殺しかも! よし、バクチでEXラリアット! そうか、キングさんが言ってたどすこいとはコレのことだったんだ!
そして、次の瞬間。
ヒューゴが空を飛んでました(大シュートダウン)。そこに刺さる大スフィア。今度からEXラリアットは中大でなく小中同時押しにしようと思いながら、試合終了。
あまりにも色々とあり得なさ過ぎた終盤だったためか、DISKさんにマイク大音量で「お前ら何年サードやってるんだよっ!」と言われる始末でしたが、とても「ストIII初代からやってます」なんて言い返せません。
そして試合後に更にDISKさんが一言、「いやー、この人はビデオ撮りしてない時に限って、いろいろやらかしますねー」。
世間が前回の俺の入賞をどう捉えてるか良く分かりました。
そんな感じで見ごたえがあった試合でした(悪い意味で)。今回のランバトで一番歓声が上がった試合なんじゃないかと自負してるくらいなので、動画に出来なかったのが惜しまれます。絶対笑いがとれたのに、と。
今回のランバトを通じて思ったんですが、少しガードするようになっただけで「最近強くなった」と色々な人から言われ複雑な心境の今日この頃、ちゃんと睡眠とってちゃんとガードしているのは俺として間違っているのではないか、と。自然体で無茶なプレイして場内を沸かすのが俺イズムなのではないか、と。世間一般の常識的には間違っているのは間違いないでしょうけれど。

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