帰ろうとする我々の前に……


予定では2時間ほどの滞在の筈だった。だが我々が命からがらかの地を脱出した後、時計の針はその半分も歩みを進めていなかった。そこで我々は余りきった時間を有効に消費すべく、近辺の池田湖に向かった。

そう、池田湖のイッシーとの遭遇を試みたのだ。

世界一大きいが日本一大きくはないお化けウナギを眺めていると、一人の老婆が音も無く近づいてきた。

「ほら、あの辺。あそこにね、出たんだよ、ザバァーンって!」

お土産屋のおばさんだった。しかし、その時!

 

↑雄大な姿を見せつけるイッシー↑


帰りたくても帰れない